当院の噛み合わせの治療

当院で顎関節症・歯ぎしりの治療を担当するのは、ドイツにて噛み合わせの専門的なトレーニングを受けた院長です。噛み合わせの治療には顎の関節から噛み合わせまで総合的に診断し、治療を行う必要があります。

院長は九州大学歯学部を卒業後、歯科先進国であるドイツへ渡り、Freiburg大学の補綴（ほてつ）・インプラント科にて研鑽を積みました。歯科医師として、日本とドイツのダブルライセンスを持っています。

噛み合わせの治療は、包括的な視点と正確な診断力・繊細な技術が必要な高度な治療です。噛み合わせは全身の健康に影響します。ただ噛めれば良い・見た目が綺麗というのは治療とは言いません。噛めて当然・見た目が良くて当然であり、治療の前提となります。その上で、この分野では関節の正常化・周囲筋の最適化が必要となります。だからこそ、十分な技術力や経験を備えた歯科医師が担当したほうが、より安心だと言えるのです。

患者さまに安心して治療を受けてもらえるよう、私どもでは、確かな技術・知識・実績を持つ院長が治療を担当します。

過去に「これ以上治療ができない」と言われてしまった経験をお持ちの方も、まずは一度ご相談ください。私どもなら、噛み合わせの治療を行える場合があります。

治療効果が出ない主な原因は、関節の位置や周囲筋の最適化ができていない場合がほとんどです。こうしたケースでは、噛み合わせを最適化するためマウスピース治療から開始することがあります。しかし、これにより顎の位置が変わり、噛めなくなる状態になる場合が多く、これに対応できる歯科医師は限られています。

その点当院では、院長が噛み合わせの治療を専門としていますから、最適な治療をご提供できます。噛み合わせに関してお悩みの方は、是非ご相談ください。

数多くの治療経験によって培ってきた知識と技術を活かし、私どもは患者さまの痛みに配慮したインプラント治療を行っています。さまざまな工夫を凝らし、身体的・精神的なご負担を抑えられるよう努めているのが当院の特徴です。

インプラントの手術を行う上で、麻酔は必須です。術中の痛みへの配慮はもちろん、術前の麻酔の注射に関しても、患者さまのご負担を軽減すべく尽力しています。

最初に、塗るタイプの表面麻酔を歯ぐきに塗布。その後、なるべく痛みを抑えるため、細い注射針と電動麻酔器を使って一定速度でゆっくり麻酔を行います。麻酔液は、時間をかけて体内に入れていくことで、不快感や痛みを軽減しやすくなるからです。そして麻酔が十分に効果を発揮してから手術を開始しますので、術中の痛みについても心配はいりません。

インプラント治療に興味はあるものの、恐怖心が強くてなかなか一歩を踏み出せない…。そんなふうにお悩みの方もいらっしゃるでしょう。当院ではご希望に応じ、点滴による麻酔「静脈内鎮静法」を行っています。

静脈内鎮静法を用いると、治療中の精神的な緊張を取り除けます。薬の効果でストレスが軽減されるため、リラックスした状態での治療が可能に。診療中は意識こそありますが、うたた寝をしているような状態になり、痛みや恐怖心、時間の経過が気にならなくなります。

静脈内鎮静法を行う際には、大学病院から麻酔科の歯科医師または医師を招へい。手術中も、患者さまの体調に変化がないかどうか、しっかりとモニタリングを実施しています。きちんと体制を整えていますから、麻酔もインプラント治療も、安心してお任せいただけるのではないでしょうか。

噛み合わせの治療は診査診断が一番重要です。当院では、まず、顎関節の位置・噛み合わせの状態・周囲の筋肉の状態から確認していきます。その上で最適と思われる噛み合わせを提案していきます。噛み合わせ治療は、噛み合わせの治療は大掛かりなものになりやすく、一般の歯科治療に比べて綿密な検査と治療計画が求められます。

「一度治療が終われば、もうアフターケアは必要ない」とお考えの方もいらっしゃるかと思いますが、実はそんなことはありません。

噛み合わせは実は半年後には変わっていると言われています。噛み合わせは日々どんどん変わっていくのです。

定期的なモニタリングが必要であり、最悪の場合は噛み合う相手側の歯にダメージを与えてしまったり、歯が割れてしまうといったトラブルも想定できます。

こうしたリスクを回避するには、アフターケアをしっかりと行うことが必要となるのです。

当院では、すべての治療を受けられた方へのメインテナンスに力を注いでいます。

健康な状態で噛み合わせを長持ちさせられるよう、細かな部分までチェック。丁寧なメインテナンスによって、患者さま本人さえ気づきにくい小さな異変も見逃さず、少しでも長く現状を維持できるように努めています。

以前よりメインテナンスを行なっていたものの、積極的な治療は行なっていなかった。しかし、前歯や他の歯が揺れており、不安になり治療を行うこととした。歯周病の状態及び噛み合わせも不安定だったため、まずは歯周病治療を行い、局所的矯正治療を行なった。その後、噛み合わせが安定してきたのを確認し、再生治療及びにインプラント治療を行なった。最終的には、抜歯が妥当と思われた歯も残すことができ、患者には満足いただいている。