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2026/04/18

定期検診は何ヶ月ごと?赤坂の歯医者が教える予防歯科の最適な通院ペース

「歯医者には、どれくらいの頻度で通えばいいのだろう……」

このような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。虫歯や歯周病は、一度進行してしまうと元の状態に戻すことは難しく、治療を繰り返すたびに歯へのダメージが蓄積されていきます。だからこそ、病気になる前の「予防」が何よりも重要なのです。

赤坂ひろデンタルでは、患者様の口腔状態に合わせた最適な定期検診の頻度をご提案しています。ドイツインプラント学会認定のインプラント専門医として、噛み合わせを中心に研鑽を積んできた経験から、見た目だけでなく機能面も考慮した総合的な予防歯科を実践しています。

この記事では、定期検診の適切な頻度から、年代別の推奨ペース、検診内容と費用まで、予防歯科の通院スケジュールを詳しくご紹介します。

定期検診の基本的な頻度は3〜6ヶ月ごと

歯科定期検診の一般的な推奨頻度は、3〜6ヶ月に1回です。

この頻度が推奨される理由は、歯垢(プラーク)が歯石に変化するまでの期間と深く関係しています。歯垢は、毎日のブラッシングである程度除去できますが、どうしても磨き残しが生じてしまいます。この磨き残した歯垢が石灰化して歯石になるまでには、およそ2〜3ヶ月かかるとされています。

歯石は、歯ブラシでは除去できません。そのため、歯石が形成される前に歯科医院でプロフェッショナルケアを受けることが、虫歯や歯周病の予防につながるのです。

定期検診では、歯科衛生士による専門的なクリーニング(PMTC)を行います。PMTCとは、歯ぐきの縁から下1〜3mmの歯面を清掃し、特にプラーク付着部位を重点的にケアする処置です。毎日すみずみまで磨いているつもりでも、どうしても歯ブラシの届きにくい所や汚れがたまりやすい所ができてしまいます。この部分のお掃除を徹底的に行うのがPMTCです。

ブラッシングでは簡単に落とすことのできないバイオフィルム(細菌の巣)や着色の除去を目的として、歯科衛生士が専用の器具を使って行うクリーニングです。PMTCには、爽快感がもたらすモチベーション効果、どうしても磨けない部位の補助、バイオフィルムの除去、ペーストに含まれるフッ化物によるカリエス予防効果があります。

もちろんPMTCを行ったからといって必ず虫歯や歯周病にならないという訳ではなく、一番大事なのは日ごろのブラッシングです。PMTCはあくまで補助的な役割を果たします。

口腔状態別の最適な通院ペース

定期検診の頻度は、すべての方に一律ではありません。

お口の中の環境は一人ひとり異なりますので、予防方法も異なります。検査によって虫歯や歯周病に対するリスクを診断し、個人に合った予防計画を立てて効率よく予防歯科を進めることが大切です。

健康な口腔状態の方……6ヶ月ごと

虫歯や歯周病のリスクが低く、日々のセルフケアがしっかりできている方は、6ヶ月に1回の定期検診で十分な場合が多いです。定期的な検診やクリーニングでは、エアフローを用いて、より効果的な予防を行います。

エアフローとは、歯ブラシではとれない、コーヒー・紅茶・お茶などの色素沈着、タバコのヤニ、歯の表面のステイン(着色)を圧搾空気を使って重炭酸ナトリウムの微粒子(パウダー)を吹き付けて落とす治療法のことです。歯を削らずに本来のエナメル質の色素で白くなります。

歯周病リスクがある方……3〜4ヶ月ごと

歯周病の初期症状がある方、過去に歯周病治療を受けた方、喫煙習慣がある方などは、3〜4ヶ月に1回の頻度が推奨されます。

歯周病は、歯を支える骨や歯肉が破壊される病気です。進行すると歯が抜け落ちる原因となります。歯周病の原因菌は、歯垢の中で繁殖します。そのため、定期的に歯垢や歯石を除去することが、歯周病の進行を防ぐために不可欠です。

歯周病予防のためのリスク検査(OHI-S)を行い、口腔内の状況を知ることが重要です。検査結果をもとに立てられた予防計画に基づき、歯科医院でのクリーニング「プロフェッショナルケア」と、歯科衛生士の指導に基づいた毎日の「セルフケア」の両方で、予防歯科を実践しましょう。

虫歯リスクが高い方……2〜3ヶ月ごと

虫歯になりやすい方、過去に虫歯治療を頻繁に受けた方、唾液の分泌量が少ない方などは、2〜3ヶ月に1回の頻度が適しています。

虫歯予防のための唾液検査を行うことで、虫歯に対するリスクを診断できます。唾液検査では、唾液の分泌量、唾液の緩衝能(酸を中和する力)、虫歯菌の数などを調べます。これらの検査結果に基づいて、個人に合った予防計画を立てることができます。

インプラントやセラミック治療を受けた方……3ヶ月ごと

インプラントやセラミックなどの自費治療を受けた方は、3ヶ月に1回の定期検診が推奨されます。

インプラントは、天然歯と同様に歯周病のリスクがあります。インプラント周囲炎と呼ばれる病気は、インプラントを支える骨が破壊される深刻な状態です。定期的なメンテナンスにより、インプラント周囲炎を予防し、インプラントを長持ちさせることができます。

セラミック治療を受けた方も、定期的なクリーニングにより、セラミックの美しさを保ち、虫歯や歯周病を予防できます。

年代別の推奨通院頻度

年齢によっても、口腔環境や歯のリスクは変化します。

それぞれのライフステージに合わせた定期検診の頻度を知ることで、より効果的な予防歯科を実践できます。

20〜30代……6ヶ月ごと

20〜30代は、比較的口腔状態が安定している年代です。ただし、仕事や育児で忙しく、セルフケアがおろそかになりがちな時期でもあります。6ヶ月に1回の定期検診を習慣化することで、虫歯や歯周病の早期発見・早期治療が可能になります。

40〜50代……3〜4ヶ月ごと

40〜50代は、歯周病のリスクが高まる年代です。歯周病は、初期段階では自覚症状がほとんどありません。そのため、定期的な検診により、早期発見・早期治療を行うことが重要です。3〜4ヶ月に1回の頻度で、歯周病の進行をチェックし、適切なケアを受けましょう。

60代以降……3ヶ月ごと

60代以降は、歯周病や虫歯のリスクがさらに高まります。また、唾液の分泌量が減少し、口腔内が乾燥しやすくなります。3ヶ月に1回の定期検診により、口腔内の健康を維持し、歯を失うリスクを減らすことができます。

定期的な検診やメンテナンスによって、お口の中をチェックしたり、歯科衛生士による専門的なクリーニングを受けたりして、トラブルを未然に防ぐことが大切です。早期発見・早期治療ができれば、お口まわりはもちろん、時間的、経済的にも負担は軽減されます。

定期検診の内容と流れ

定期検診では、具体的にどのような処置が行われるのでしょうか。

赤坂ひろデンタルでの定期検診の流れをご紹介します。

口腔内検査

まず、歯科医師または歯科衛生士が、お口の中を詳しく検査します。虫歯の有無、歯周病の進行度、歯肉の状態、噛み合わせなどをチェックします。写真や最新機器を使用した見える化を行い、患者様の理解・同意をいただいた上で治療を行います。

お口の状態を見せる(写真・動画・CT・口腔内スキャン)ことで、患者様自身が現状を把握し、予防への意識を高めることができます。

歯垢・歯石の除去

専用の器具を使用して、歯垢や歯石を丁寧に除去します。特に、歯と歯の間、歯と歯肉の境目など、セルフケアでは届きにくい部分を重点的にクリーニングします。

PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)

歯科衛生士が専用の器具とペーストを使用して、歯の表面を徹底的に磨き上げます。バイオフィルムや着色を除去し、歯の表面をツルツルにすることで、汚れが付きにくい状態にします。

ブラッシング指導

ブラッシングは、毎食後におこなうことが理想的です。しかし、しっかりブラッシングしているつもりでも、どうしても磨けていない部分は生じてしまうもの。磨き残しを染め出し液でチェックし、正しいブラッシング方法を指導します。歯ブラシや歯間ブラシ、デンタルフロスなどの選び方、使い方など、わからないことはなんでもお気軽におたずねください。

フッ素塗布

歯の表面にフッ素を塗布することで、歯質を強化し、虫歯になりにくい歯を作ります。特に、虫歯リスクが高い方には効果的です。

定期検診の費用について

定期検診の費用は、保険診療と自費診療で異なります。

保険診療の場合、3割負担で約3,000〜4,000円程度が一般的です。ただし、検査内容や処置内容によって費用は変動します。

自費診療の場合、PMTCやエアフローなどの予防処置は、各種健康保険の対象外となりやすく、治療費の負担が増えることもあります。赤坂ひろデンタルでは、予防歯科のPMTC + エアフローが13,200円(税込)となっています。

しかし、長期的に見ると、定期検診に通っている方が治療費を抑えることができます。3か月に1回の定期検診に来られる方と、歯が痛くなったり、腫れたりしてから通院する方の治療費を比較すると、80年間という長い年月の中で約3倍もの差(金額にして284万円)が出てしまいます。

定期検診で虫歯を予防するほうが金銭的負担を軽くすることができ、なおかつ歯を健康に保つことができます。

赤坂ひろデンタルでは、保険診療でもキャッシュレス・クレジットカードでの支払いを行うことができます。デンタルローン(アプラス・スルガ銀行・エポス)、各種クレジットカード(American Express、ダイナースクラブ、JCB、MasterCard、VISA)、デビットカード、キャッシュレス決済(楽天Edy、Felica、ICOCA、Suica、Pay Pay、au PAY、ゆうちょPay、LINE Pay、楽天ペイ、メルペイ、QUICPay、ファミペイ)に対応しています。

定期検診を受けるメリット

定期検診を受けることには、多くのメリットがあります。

健康寿命がのびる

健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことを言います。毎日生活していく日々の中で、歯がボロボロで満足に食事ができない、歯がなかったり痛みがひどくてうまく人と話せない、笑うことができない……そんな生活にならないために、定期検診に通うことで歯のメンテナンスを行い、歯の健康を保ち、毎日イキイキと生活できるようにしましょう。

歯医者へ定期検診に通っている人と通っていない人とを比較したデータがあります。これによると80歳の時に残っている歯の本数は定期検診に通っている人が15.7本に対して、通っていない人はわずか6.8本であり、その差は8.9本という結果になりました。しっかりとメンテナンスを行うことで、80歳になっても自分の歯でしっかりと生活ができるのです。

出典医療法人さくら会「定期検診で予防歯科を実践しましょう」より作成

医療費を抑えることができる

「定期的に検診に通うということは、その分お金がかかるのでは……」と思われがちですが、実は定期検診に通っている方が治療費を抑えることができます。

口の中の爽快感と見た目の綺麗さを実感できる

少し伸びてきた髪の毛を美容院で整えたり、疲れた肌をエステでお手入れする感覚で、3、4カ月に一度、気軽に歯のメンテナンスを行いませんか。歯の汚れが落ちると、すっきりするだけではなく、歯もつややかに明るい色になりますよ。

【港区赤坂】忙しい人のための歯の守り方|短時間でできる予防歯科チェックリスト

まとめ

定期検診の頻度は、口腔状態や年齢によって異なりますが、基本的には3〜6ヶ月に1回が推奨されます。

健康な方は6ヶ月ごと、歯周病リスクがある方は3〜4ヶ月ごと、虫歯リスクが高い方は2〜3ヶ月ごと、インプラントやセラミック治療を受けた方は3ヶ月ごとが目安です。年代別では、20〜30代は6ヶ月ごと、40〜50代は3〜4ヶ月ごと、60代以降は3ヶ月ごとが推奨されます。

定期検診では、口腔内検査、歯垢・歯石の除去、PMTC、ブラッシング指導、フッ素塗布などが行われます。費用は保険診療で約3,000〜4,000円、自費診療では内容によって異なりますが、長期的には定期検診に通う方が医療費を抑えられます。

定期検診を受けることで、健康寿命がのび、医療費を抑え、口の中の爽快感と見た目の綺麗さを実感できます。虫歯や歯周病は、一度進行してしまうと元の状態に戻すことは難しく、治療を繰り返すたびに歯へのダメージが蓄積されます。だからこそ、病気になる前の「予防」が何よりも重要なのです。

赤坂ひろデンタルでは、患者様一人ひとりの口腔状態に合わせた最適な定期検診の頻度をご提案しています。赤坂駅徒歩30秒という好立地で、個室診療室を完備し、患者様をお待たせしない予約システムを採用しています。マイクロスコープによる精密治療や、保険診療でもキャッシュレス・クレジットカード支払いに対応しています。

健康を維持する第一歩、そして健康寿命を延ばせるパートナーとして、さまざまな相談ができる歯科医院を目指しております。お口のお悩み改善や治療は、是非お任せください。

詳しい定期検診の内容や予約については、赤坂ひろデンタルの公式サイトをご覧ください。皆様のご来院を心よりお待ちしております。

著者情報

赤坂ひろデンタルクリニック 院長 西原 宗信(にしはら ひろのぶ)

資格

  • 日本歯科医師免許
  • ドイツ歯科医師免許
  • ドイツインプラント学会「認定インプラント専門医」

研究論文

  • ジルコニアインプラント 基礎研究:システマティックレビュー

著書

  • 「ITI トリートメントガイド」(翻訳)

経歴

    • 2013年3月 九州大学 歯学部 卒業
    • 2013年4月~2014年3月 九州大学病院 口腔総合診療科にて研修
    • 2014年9月~2017年12月 独Freiburg大学 補綴・インプラント科 所属
    • 2018年1月~2018年12月 医療法人祐歯会をはじめ、非常勤として複数医院

にて勤務

  • 2019年1月~2022年4月 医療法人社団さくら会 MMデンタルクリニック 勤務
  • 2022年6月 赤坂ひろデンタル smile design & works 開院

役職

  • ITI エデュケーション委員
  • ITI SC MM director
記事監修医師
西原 宗信 院長

西原 宗信 院長

赤坂ひろデンタル

〒107-0052
東京都港区赤坂2-14-31 ウィンド赤坂2F 03-6230-9575

診療時間
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