【赤坂 歯医者】全顎治療の症例紹介
~マウスピース矯正・インプラント・根管治療で「噛める・美しい・長持ちする口元」を実現~
【導入】
赤坂エリアで信頼できる歯医者をお探しの方へ——
今回は、「港区お口の健診」をきっかけに当院へ初めてご来院された50代女性の症例をご紹介します。
赤坂ひろデンタルでの定期検診を通じて、次第に歯並び・かみ合わせ・歯ぎしりといった口腔全体のバランスの乱れが明らかになりました。
患者様は「これ以上、再治療を繰り返したくない」と強く希望され、一生涯を見据えた全顎治療へと進むこととなりました。
【治療方針の全体像】
赤坂の歯医者として、精密診査のもと、治療計画は以下の3本柱で立案しました。
1.マウスピース矯正による歯列と咬合の改善(¥730,000)
マウスピース矯正の広告において、景品表示法や医療広告ガイドライン(医療法第6条の5など)に準拠するためには、「メリットのみ強調することを避け、デメリットや限界についても併記」する必要があります。以下に、広告・WEB掲載に適した形でのマウスピース矯正のメリット・デメリットの説明文を作成しました。
【メリット】
・目立ちにくい
透明なマウスピースのため、装着中も周囲に気づかれにくく、見た目が自然です。
・取り外し可能
食事や歯みがきの際に取り外せるため、口腔内を清潔に保ちやすく、むし歯や歯周病のリスクを抑えられます。
・金属アレルギーの心配が少ない
金属を使用しないため、金属アレルギーの方でも安心して使用できます。
・通院回数が比較的少ない
治療計画に基づいてマウスピースを順次交換していくため、毎回の調整が不要なケースもあります。
【デメリット】
・適応できる症例に限りがあります
歯の大きな移動が必要な症例や、かみ合わせの問題が複雑な場合は、ワイヤー矯正など他の治療法が必要になることがあります。
・自己管理が必要です
1日20時間以上の装着が推奨されており、装着時間が短いと治療効果が得られにくくなります。
・紛失・破損のリスク
取り外し可能なため、マウスピースの紛失や破損には注意が必要です。再製作には追加費用や時間がかかることもあります。
・歯の動きがゆるやか
ワイヤー矯正に比べて歯の動きが穏やかな場合があり、治療期間が長引くケースもあります。
2.インプラントによる欠損補綴(¥692,500)
【メリット】
・自分の歯のようにしっかり噛める
・見た目が自然で美しい
・周囲の歯に負担をかけない
・ずれたり外れたりしにくい(固定式)
【デメリット】
・外科手術が必要
・保険適用外のため費用が高め
・治療期間が長くかかる場合がある
・全身疾患がある方は適応に制限があることも
※治療には事前の検査・診断が必要です。すべての方に適応できるわけではありません。
※効果や期間には個人差があります。
1.マイクロスコープによる精密根管治療(¥99,000)
【メリット】
・患部を拡大して確認でき、精度の高い治療が可能
・見逃しやすい細かい根管の発見や処置に有効
・再発リスクの軽減が期待できる
【デメリット】
・自由診療となるため、保険診療より費用がかかる
・治療時間が長くなることがある
・機器の特性上、すべての症例に適応できるわけではない
※治療の適応可否は診査・診断に基づいて判断します。
※治療効果には個人差があります。
【治療前・治療後の比較】
▶ Before(初診時)
・反対咬合(歯並びの乱れ)
・奥歯の噛み合わせにずれと干渉
・左下奥歯の欠損(Brの咬耗)
・根尖病変が疑われる部位あり(レントゲンにて確認)
▶ After(治療終了後)
・歯列全体が整い、咬合バランスが正常化
・インプラント補綴による咀嚼機能の回復・ブリッジの支台となっていた歯の保存
・根管治療部はレントゲン上でも病変消失
【治療内容のポイント】
■ 目立たないマウスピース矯正で、見た目と咬合を同時に改善
クリアコレクトを使用し、約12ヶ月で前歯の並びと奥歯の咬み合わせをバランスよく調整しました。
治療計画のカウンセリング時、ワイヤー矯正は目立つし大掛かりになってしまう印象があるのでなるべくマウスピース矯正での治療を希望されました。通常、反対咬合についてはワイヤー矯正が適応となるが、シミュレーションを行い実現可能と判断し治療を開始した。
■ 欠損部にインプラントを埋入し、「しっかり噛める」を再現
CTで骨量を確認し、安全性を確保した上でインプラントを埋入。ブリッジでは、今後支えとなっている歯がダメになる可能性があり、噛み合わせが強いことによりブリッジのセラミックが極度のすり減っているため強度が担保されたジルコニアへの変更を決定。
最終補綴はセラミッククラウンとし、機能性と審美性の両立を実現しました。
■ 精密根管治療で、再発を防ぐ「治療の完結」へ
マイクロスコープを用いた根管治療で、感染歯質の徹底除去と緊密な封鎖を実施。
術後のレントゲンでも、病変の消失と封鎖の明瞭な確認ができました。
保険診療による根管治療(いわゆる「保険の根治」)の失敗率は、さまざまな要因により変動しますが、国内外の研究や統計からおおまかに次のように言えます。
🔍 保険診療の根管治療における失敗率(一般的な数値)
治療後の年数 | 成功率(概算) | 失敗率(概算) |
1年後 | 約80〜90% | 約10〜20% |
5年後 | 約60〜75% | 約25〜40% |
10年後 | 約50〜60% | 約40〜50% |
※あくまで一般的な統計値。日本国内での保険診療の実態に近い数値です。
🔧 失敗の主な原因
1.感染源の取り残し(再根管治療が必要になる)
2.充填材の不十分な封鎖(ガッタパーチャの漏洩)
3.細い・曲がった根管の見落とし
4.破折器具の残留や根管壁の穿孔
5.マイクロスコープ未使用による視野不良
6.仮封の脱落やクラウン装着の遅れによる再感染
🏥 臨床現場の補足(赤坂ひろデンタル向けコメント)
保険診療では、使用できる材料や手技に限りがあるため、「完治を目指す」よりも「最低限の機能回復」が前提になることが多いです。
赤坂ひろデンタルのように、マイクロスコープやCTを活用した自費の精密根管治療を提供する医院では、成功率が飛躍的に向上します。
📚 出典・参考文献(代表例)
・Sjögren et al. (1990): Success rates of endodontic treatment – 約89%(適切な処置の場合)
・日本歯内療法学会 ガイドライン
・European Society of Endodontology (ESE) ガイドライン
【治療を終えて|患者様の声】
「赤坂でこんなに丁寧に見てくれる歯医者があるなんて思っていませんでした」
「最初は検診だけのつもりでしたが、信頼できる先生だったので全体の治療をお願いしました」
「長年気になっていた歯並びや噛み合わせが一気に改善し、自信が持てるようになりました」
【ドクターコメント】
赤坂ひろデンタルでは、ただ痛いところを治すだけでなく、“10年後、20年後の口腔の健康”を考えた治療を心がけています。
全顎治療は、私たちと患者様との信頼関係があるからこそ、成立する治療です。
本症例では、定期的に通っていただいた中で少しずつ課題を共有できたことが、成功の鍵でした。
【まとめ|赤坂エリアで全顎治療をご検討中の方へ】
「これ以上、部分的な治療を繰り返したくない」
「本格的に口腔全体を整えたい」
そう感じている方は、赤坂駅徒歩30秒の当院へご相談ください。
赤坂ひろデンタルは、赤坂エリアで“信頼して任せられる歯医者”を目指しています。
全顎的な治療にも対応し、一生涯にわたって“噛める・美しい・健康的”な口元をサポートいたします。