歯が欠けた・取れてしまった
歯が欠けた・詰め物が取れた原因とは?
歯が欠けたり、詰め物が取れたりする原因は多岐にわたります。主な原因としては以下のことが考えられます。
- 強い力で噛んだ(硬いものを噛んだ)
- 虫歯の進行
- 詰め物の劣化
- 歯ぎしりや食いしばり
- 歯のひび割れ
- 外傷や事故
- 定期検診やメンテナンスがされていない
こんな方におすすめ
小さく歯が欠けていたとしても、後にひび割れが進んで歯を失ってしまったり神経が露出してしまったりと大きなトラブルを起こす可能性があるため、以下のことが当てはまる方は、早めに歯科医院に相談することをおすすめします。
- 歯が欠けていると感じる方
- 詰め物や被せ物が取れた方
- 歯の舌触りがザラザラしている方
- 歯がひび割れている方
- 噛むと違和感や痛みを感じる方
- 歯の治療後しばらく定期検診へ行ってない方
当院の欠けた歯・詰め物が取れた歯の治療における特徴
①カウンセリング
主訴の問診を行い、現在の状況を確認します。例えば、被せ物や詰め物が外れた時期や痛みや他の症状があるのか、過去の歯の治療を受けた時期など、詳細にお伺いします。
②診査・診断
レントゲンなどの治療に必要な検査を行い、診断します。その後、歯科医師が治療計画を立て、治療方法や詰め物の種類などをご提案します。
③患者様のご要望に応じた治療
患者様のご要望を確認し、治療計画に沿って歯の治療を行います。
治療の種類
歯が欠けたときの治療方法は、欠けた部分の大きさや場所、患者様の希望や口腔内の状態によって異なります。治療方法によって、見た目や機能性、治療期間、費用などが異なるため、自分に合った方法を選択することが大切です。以下に治療の種類についてご紹介します。
①コンポジットレジン
比較的小さな欠けた部分の修復には、コンポジットレジンと呼ばれる樹脂(レジン)で修復します。歯に近い色で修復することができるため、自然な仕上がりが得られます。治療は比較的短時間で済み、即日で完了することが多いです。
②インレー・アンレー
歯が部分的に欠けた場合には、インレー(部分的な詰め物)やアンレー(部分的な被せ物)を使用します。型を取って作成した補綴物を接着して歯を修復する治療法で、金属やプラスチック、セラミックなどの素材が使用されます。
③クラウン(被せ物)
欠けた部分が大きい場合には、クラウンと呼ばれる人工の被せ物で歯全体を覆います。また、歯の神経が感染したり露出してしまったりする場合にはまず根管治療を行い、その後にクラウンを被せることが一般的です。根管治療は歯の神経を取り除き、歯の内部を消毒、充填する治療で、歯の痛みや感染を防ぎます。素材は金属、セラミック、ジルコニアなどさまざまな素材がありますが、審美性を重視する場合はセラミックやジルコニアが選ばれることが多いです。
④ラミネートベニア
前歯の欠けや、審美性が特に求められる場合には、ラミネートベニアという薄いプラスチックやセラミックを歯の表面に貼り付ける方法があります。これにより、欠けた部分を補い、歯の色や形状を改善することもできます。
欠けた歯・詰め物が取れた歯の治療のメリット
①二次的な虫歯を予防する
欠けた歯や詰め物が取れた歯はくぼんだ部分に食べかすが残りやすいため、放置すると口腔環境が悪化しやすくなります。二次的な虫歯の発生を避けるためにも、放置せずに速やかに治療を受けて修復させることが重要です。
②審美性の回復
歯の治療により欠けた部分や詰め物が外れた箇所を修復することで、歯の見た目が元に戻り、自信を持って笑うことができます。
③機能の回復
歯が欠けるとその部分で食べ物を食べづらくなりますが、治療により噛む力が回復し食事がスムーズに行えるようになります。また、欠けた歯は通常よりも脆くなる傾向があるため、治療を受けることでその部分を補強し歯を保護することができます。
④痛みの軽減
欠けた歯や取れた詰め物が原因で痛みやしみるなどの症状を感じやすくなります。
治療により、このような歯の痛みや違和感を改善できます。
欠けた歯・詰め物が取れた歯の治療のデメリット
①治療の通院が必要
歯の状態によっては、治療に複数回の通院が必要になる場合があります。
②治療費がかかる
保険治療も選択できますが、使用する材料や治療方法によって治療費が変わる場合があります。特に、機能性や審美性に優れた素材は一般的に自費診療となり、費用が高くなることが多いです。
③再発の可能性
生活習慣や噛み合わせの問題が改善されない場合、再度欠けたり詰め物が取れたりするリスクがあります。また、時間が経つと詰め物が劣化していくため、定期検診やメンテナンスを継続することが必要です。
当院の治療の流れ
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Step 01
初診・診断
歯科医師による診断を行い、主訴である歯や取れた詰め物の状態を確認します。
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Step 02
治療計画の提案
患者様の希望やライフスタイルを考慮しながら、最適な治療方法をご提案します。
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Step 03
治療の開始
治療計画に沿って、外れた補綴物の再装着や、作り直し、欠けた部分の修復を行います。インレーやクラウンなどの補綴物の作製には、歯型をとった後、出来上がりまで数日間の技巧日数が必要です。
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Step 04
補綴物の装着・治療完了
作製した補綴物は、最終的な調整を行った上で歯に装着します。ただし、作製から装着までの期間が長く空いてしまうと、補綴物の適合が悪くなる可能性があります。そのため、出来上がり次第、速やかに通院して治療を完了させることが重要です。
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Step 05
定期検診・メンテナンス
歯に装着した詰め物、被せ物は、時間の経過によって劣化、変形することがあります。また、二次的な虫歯を予防するためにも、定期検診やメンテナンスでチェックすることがおすすめです。