赤坂で予防歯科に通うなら何をする?定期検診・メンテナンスの内容をわかりやすく解説
「予防歯科」という言葉を耳にする機会が増えましたが、実際にどのようなことを行うのかご存知でしょうか。
赤坂エリアには多くの歯科医院がありますが、予防歯科で提供される内容は医院によって異なります。虫歯や歯周病になってから治療するのではなく、なる前に予防することが、生涯にわたって自分の歯を守る最も効果的な方法です。
本記事では、赤坂の歯科医院で実際に行われている予防歯科の具体的な内容について、専門的な視点から詳しく解説します。

予防歯科とは何か〜治療から予防へのパラダイムシフト
予防歯科とは、虫歯や歯周病になってから治療するのではなく、「なる前の予防」を大切にする考え方です。
日本では長い間、歯科医院は「歯が痛くなったら行くところ」というイメージが定着していました。しかし欧米の予防歯科先進国では、「虫歯や歯周病にならないため、健康な歯のお手入れをするところ」という考え方が一般的になっています。
この違いは、残存歯数という形で明確に現れます。予防歯科が浸透している国では、高齢になっても多くの歯を残せているのです。
予防歯科の必要性〜なぜ定期的なメンテナンスが重要なのか
多くの歯を失う原因は年齢ではありません。虫歯や歯周病などの感染症によるものです。
歯は弱い力でも動いてしまうため、噛み癖があったりお口まわりの筋肉がうまく使えていないと歯並びが崩れたり、顔がゆがむ原因にもなります。ひとたび進行してしまうと、いくら時間とお金を使っても元の状態は取り戻せない疾患なので、症状が出る前から予防し、できる限り手を加えずに定期管理で診ていくことが大切です。
定期的にメンテナンスを受けることが歯を残すために有効であることは、科学的に証明されています。スウェーデンのアクセルソン博士らによる「成人に対する30年にわたる長期予防臨床研究」により、定期的にメンテナンスを受けることで歯を残せることが明らかになりました。
バイオフィルムという見えない敵
虫歯や歯周病は細菌によって引き起こされます。多くの細菌が集まり「バイオフィルム」を作り出しますが、それを放置すると、その中で細菌がどんどん増殖していきます。
バイオフィルムはお薬を跳ね返してしまいますので、お薬でバイオフィルムを除去したり口腔内の細菌を除去したりすることは難しいため、「機械的に除去する」以外に有効な方法がありません。予防では、歯科衛生士が、PMTC(プロフェッショナルケア)で徹底的にバイオフィルム、プラーク、歯石を除去し、歯を磨き上げ、クリーニングします。
定期検診の具体的な内容〜何をチェックするのか
定期検診では、虫歯や歯周病を早期に発見し、適切な予防処置を行います。
赤坂の歯科医院で行われる定期検診の主な内容をご紹介します。
虫歯や歯周病のチェック
歯と歯の間でゆっくりと進行している虫歯があったり、治療した歯でもその近くに新しい虫歯ができたりすることもあります。そのため、しっかりと虫歯のチェックをさせていただきます。
また、歯周ポケットといわれる歯のまわりのポケットが深いと、歯周病になりやすくなります。歯周病になりかけている人は、ポケットの深さを測るだけで血が出てしまうこともあるかもしれません。
ブラッシング指導(TBI)
大人になると何度もブラッシング指導を受けている人もいらっしゃると思いますが、正しいハミガキの方法も変わってきているので、より効果的な磨き方を覚えるためにも、ブラッシング指導を受けることをおすすめします。
一昔前は歯と歯ぐきの磨き方は一律でしたが、今はその人の歯並びや歯磨きの癖を見て、お一人おひとりに合った正しい使い方を教えるようになっています。
染め出しチェック
歯垢(プラーク)は、虫歯や歯周病の原因ですが、これをきれいに取り去ることはとても難しいことです。どこにプラークがつきやすいかをチェックするために、歯垢の染め出しをして、歯垢を綺麗に取り除きます。
歯石取り
歯石を取ろうとすると痛がる人もいますが、放っておくと歯肉を圧迫するなどして、歯周病を引き起こす原因の一つとなります。自分で取ることは難しいので、歯科医院できちんとケアをしていきます。
口腔粘膜チェック
口の中や舌、唇、口角などの粘膜にできる炎症(口内炎)には、口の中やその周りに原因があるものと、全身的な原因があるものとがあります。また、口腔粘膜の異常は、口腔がんなどの病気の可能性もありますので、口の中の粘膜の状態をチェックします。

PMTC〜プロフェッショナルクリーニングの実際
PMTCとは「プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング」の略で、「歯科医師・衛生士のように特別な訓練を受けた専門家により、器具とフッ化物入りペーストを用いて、すべての歯面の歯肉縁上および縁下のプラークを機械的に選択除去する方法」です。
PMTCの手順
PMTCは以下のような手順で行われます。
プラークの染め出し
まず、プラークがどこに付着しているかを視覚的に確認します。
研磨剤の塗布
歯面に専用の研磨剤を塗布します。
歯と歯の間の清掃研磨
プラスチック製、金属製、木製など、場合によって異なるチップを使用し、歯と歯の間を丁寧に清掃研磨します。これらのチップをPMTC用の器具に取り付けると、目に見えるくらいの速度で前後運動をし、歯面を研磨していきます。
そのほかの部分の清掃研磨
ブラシや、ゴム製のチップを使用して、その他の部分も丁寧に研磨します。
洗浄
清掃が終わったら、含嗽剤でお口の中を洗浄します。
フッ化物の塗布
最後に歯面にフッ化物を塗布して、虫歯と知覚過敏の予防をします。
PMTCの効果とメリット
PMTCには以下のような効果があります。
- 爽快感がもたらすモチベーション効果
- どうしても磨けない部位の補助
- バイオフィルムの除去
- ペーストに含まれるフッ化物によるカリエス予防効果
- 歯周病の進行抑制
- 虫歯の発生抑制
痛みは全くなく、むしろ気持ちの良さに施術中に眠ってしまう患者さんもいるほどです。時間は1回あたり60~90分で、終わった後はつるつるの歯面が確認できることと思います。これを1~3ヶ月に1回の割合で受けることで、歯周病の進行を抑制したり、虫歯の発生を抑えることが可能となります。
もちろんPMTCを行ったからといって必ず虫歯や歯周病にならないという訳ではなく、一番大事なのは日ごろのブラッシングが重要なのです。あくまでPMTCは補助です。
エアフロー〜最新のクリーニング技術
エアフローとは、歯ブラシではとれない、コーヒー・紅茶・お茶などの色素沈着、タバコのヤニ、歯の表面のステイン(着色)を圧搾空気を使って重炭酸ナトリウムの微粒子(パウダー)を吹き付けて落とす治療法のことです。
歯を削らずに本来のエナメル質の色素で白くなります。喫煙者の方、ホワイトニングを考えている方におすすめです。
エアフローの特徴
歯や歯ぐきを傷つけずにクリーニング
従来のクリーニングでは器具を使用して歯垢や着色を除去するため、歯や歯ぐきに負担がかかることがありました。EMSエアフローはパウダーと水の力で汚れを落とすため、歯面を傷つけずに優しくクリーニングできます。
矯正装置・インプラント周囲の汚れも徹底除去
矯正装置のブラケットやワイヤーの隙間、インプラント周囲は通常の歯ブラシやスケーリングでは届きにくい部位です。EMSエアフローなら、細かい部分までしっかりクリーニングでき、口腔内を健康に保つことができます。
バイオフィルム(細菌の膜)を徹底除去
歯の表面には、バイオフィルムと呼ばれる細菌の膜が付着しており、これが虫歯や歯周病の原因になります。EMSエアフローは、このバイオフィルムを効果的に除去し、口腔内の健康を維持するサポートをします。
エアフローのメリット
エアフローは短時間で効果的なクリーニングが可能です。従来のスケーリングでは届きにくい歯周ポケット内部や矯正装置の周囲、インプラント周辺までしっかり清掃できるため、歯の健康を守りながら快適なクリーニングを受けることができます。

唾液検査〜個別化された予防プログラムの第一歩
唾液検査は、唾液中に含まれる虫歯や歯周病の原因菌の数や種類を調べる検査です。検査結果により、虫歯の原因やリスクがわかります。
お口の中の環境はみなさん異なりますので予防方法も異なります。検査によって虫歯や歯周病に対するリスクを診断し、個人に合った予防計画を立てて効率よく予防歯科を進めましょう。
唾液検査の注意事項
検査前は食事・喫煙・歯磨きを控えていただく必要があります。検査前は運動を控えていただく必要があります。検査中に咀嚼の刺激で出血する可能性があります。
出典
より作成
セルフケアとプロフェッショナルケアの組み合わせ
予防歯科を進めるためには、歯科医院でのクリーニング「プロフェッショナルケア」と、歯科衛生士の指導に基づいた毎日の「セルフケア」の両方で、予防歯科を実践する必要があります。
プロフェッショナルケアの内容
お口の健康のプロフェッショナルによる処置です。お口の中をチェックして虫歯や歯周病の有無を調べる検診を行い、一人ひとりに合わせた予防プログラムを作成します。
スケーラーと呼ばれる器具で、主に歯の表面についた歯垢や歯石を除去します。お口の中を清潔な状態に保ち、虫歯菌や歯周病菌の増殖を抑えます。
セルフケアの重要性
毎日の歯みがきで、虫歯や歯周病の原因となる細菌の量を抑えられます。ご自身に合った方法で丁寧にみがきましょう。
歯みがき
毎日の歯みがきはセルフケアの基本です。担当歯科衛生士のアドバイスをいかして、ご自身のお口に合った方法でしっかりとみがいてください。
補助清掃用具
歯ブラシだけでは、汚れをしっかり落とせません。デンタルフロスや歯間ブラシを使って、歯ブラシが届かない部分もきれいにすることが大切です。
食習慣の見直し
食習慣はお口の健康に大きな影響を与えます。食事や間食の取り方などについても、担当の歯科衛生士がわかりやすくアドバイスします。
赤坂ひろデンタルの予防歯科〜患者様ファーストの取り組み
赤坂ひろデンタルでは、赤坂駅徒歩30秒という好立地で、予防歯科に力を入れています。
当院では、ドイツインプラント学会認定のインプラント専門医である院長が、噛み合わせを中心にドイツで研鑽を積んだ経験を活かし、見た目だけでなく機能面も考慮した総合的な予防・治療を提供しています。
充実した設備と質の高い治療
徹底した見える化による患者理解の向上・治療精度の向上を目指しています。写真や最新機器を使用した見える化を行い、患者様の理解・同意をいただいた上で治療を行います。
お口の状態を見せる(写真・動画・CT・口腔内スキャン)精密機器により治療の精度・正確さを追求しています。検査に基づいた原因療法:その場しのぎの治療ではなく、原因をしっかりと把握し徹底的に治療していきます。
患者様をお待たせせず、柔軟に治療時間も対応
当院では余裕をもって予約枠を確保しているため、多くの患者様からも「今までの歯医者で一番待たなかった」とお喜びの声をいただいています。
また、忙しい方々のために極力治療については30分以内で行っていたり、長く時間をとり可能な限り治療を進めるなど患者様のお時間の都合に合わせて調整するよう心がけています。また、短期集中治療でまとめての治療を行うこともできます。
保険診療でもキャッシュレス対応
当院では保険診療でもキャッシュレス・クレジットカードでの支払いを行うことが出来ます。デンタルローン(アプラス・スルガ銀行・エポス)、各種クレジットカード(American Express、ダイナースクラブ、JCB、MasterCard、VISA)、デビットカード、キャッシュレス決済(楽天Edy、Felica、ICOCA、Suica、Pay Pay、au PAY、ゆうちょPay、LINE Pay、楽天ペイ、メルペイ、QUICPay、ファミペイ)が取り扱い可能です。
まとめ〜予防歯科で生涯の健康を守る
予防歯科は、虫歯や歯周病になってから治療するのではなく、なる前に予防することで、生涯にわたって自分の歯を守る最も効果的な方法です。
赤坂の歯科医院では、PMTC、エアフロー、唾液検査など、専門的なケアを提供しています。これらのプロフェッショナルケアと、毎日のセルフケアを組み合わせることで、予防歯科の効果を最大化することができます。
定期的なメンテナンスを受けることで、虫歯や歯周病の進行を抑制し、健康な歯を維持することができます。3~6ヶ月ごとの定期検診の受診をお勧めします。
赤坂ひろデンタルでは、患者様ファーストの治療と丁寧な説明を徹底し、健康を維持する第一歩、そして健康寿命を延ばせるパートナーとして、さまざまな相談ができる歯科医院を目指しております。
予防歯科について詳しく知りたい方、定期検診をご希望の方は、お気軽にご相談ください。赤坂ひろデンタルでは、あなたのお口の健康を守るための最適なプログラムをご提案いたします。

著者情報
赤坂ひろデンタルクリニック 院長 西原 宗信(にしはら ひろのぶ)
資格
- 日本歯科医師免許
- ドイツ歯科医師免許
- ドイツインプラント学会「認定インプラント専門医」
研究論文
- ジルコニアインプラント 基礎研究:システマティックレビュー
著書
- 「ITI トリートメントガイド」(翻訳)
経歴
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- 2013年3月 九州大学 歯学部 卒業
- 2013年4月~2014年3月 九州大学病院 口腔総合診療科にて研修
- 2014年9月~2017年12月 独Freiburg大学 補綴・インプラント科 所属
- 2018年1月~2018年12月 医療法人祐歯会をはじめ、非常勤として複数医院
にて勤務
- 2019年1月~2022年4月 医療法人社団さくら会 MMデンタルクリニック 勤務
- 2022年6月 赤坂ひろデンタル smile design & works 開院
役職
- ITI エデュケーション委員
- ITI SC MM director