妊娠中こそ大切な歯科検診|妊娠性歯肉炎と早産リスクを防ぐ赤坂のマタニティ予防歯科
妊娠がわかったとき、多くの方が産婦人科での定期検診を意識されます。
しかし、同じくらい大切なのが「歯科検診」です。
妊娠中は、ホルモンバランスの変化によって口腔内環境が大きく変わり、歯周病やむし歯のリスクが急激に高まります。さらに、歯周病は早産や低体重児出産といった深刻なリスクと関連していることが、数多くの研究で明らかになっています。
赤坂ひろデンタルでは、妊婦さん専用の口腔ケアプログラムを提供し、母子ともに健康な出産をサポートしています。

妊娠中に歯周病リスクが7倍に高まる理由
妊娠すると、エストロゲンやプロゲステロンといった女性ホルモンの分泌が盛んになります。
これらのホルモンを好む細菌が増殖することで、歯肉炎になりやすい状態が作られます。妊娠5週から20週頃にかけて、歯肉が腫れたり出血したりする症状が現れることが多く、これを「妊娠性歯肉炎」と呼びます。
日本臨床歯周病学会の報告によると、歯周病にかかっている人は普通のお産をした人に比べて7倍も早産や低体重児のリスクが高くなります。
妊娠中の女性が歯周病に罹患している場合、早期低体重児出産のリスクが7倍も高まるという報告が、1996年に米国で発表されました。早期低体重児出産とは、妊娠37週未満で2,500グラム以下の新生児を出産してしまう状態を指します。
ホルモンバランスの変化により唾液の分泌量が減少することも、リスクを高める要因です。唾液には殺菌作用と潤滑作用があり、これらが損なわれると歯肉炎や歯周病を引き起こしやすい環境になります。
つわりがある時期には歯磨きが難しくなることも多く、口腔内の清潔を保つことが一層困難になります。
出典日本臨床歯周病学会「妊娠・妊婦と歯周病」(2024年)より作成

歯周病が早産を引き起こすメカニズム
なぜ歯周病が早産につながるのでしょうか?
歯周病菌に感染すると、炎症性サイトカインが過剰に出されることが原因とみられています。炎症性サイトカインは炎症を促進する細胞間物質で、炎症部分から血管にも入り込みます。
妊娠中に炎症サイトカインの血中濃度が高くなると、それが「出産の開始の合図」にもなり、陣痛や子宮筋の収縮などが起こると考えられます。
通常、出産の時期が近づくとプロスタグランジンという物質が分泌され、分娩が始まります。ところが、歯周病による歯ぐきの炎症を抑えることを目的にも、プロスタグランジンが生み出されます。
分泌される目的は異なりますが、プロスタグランジンという物質には変わりがないため、歯周病によって作られたプロスタグランジンによって子宮の収縮が促されてしまうのです。
歯肉の表面が腫れあがり、炎症が歯槽骨まで達すると歯がグラグラしてきます。妊娠性エプーリスは、歯周病を伴う場合があるので注意が必要です。

安定期の歯科検診が重要な理由
妊娠中の歯科検診は、いつ受けるのが最適でしょうか?
妊娠4ヶ月から8ヶ月(妊娠16週から28週)の安定期が最も推奨されています。
この時期は体調が比較的安定しており、つわりも落ち着いていることが多いため、歯科治療を受けるのに適しています。妊娠初期はつわりがひどく、妊娠後期は体への負担が大きくなるため、安定期に歯科検診を受けることが理想的です。
多くの自治体が妊婦に歯科健診を勧める理由は、歯周病の有無をチェックさせるためです。横浜市では、妊娠期間中に1回無料で妊婦歯科健診を受けることができ、令和5年度は10,221人(妊婦の44.5%)の方が受診されました。
受診した方のうち、むし歯のある方は36.5%、歯肉の炎症がある方は67.3%でした。定期的に歯科健診を受けている方は50.5%、歯間清掃用具を使用している方は64.1%という結果が出ています。
出典横浜市「妊婦歯科健康診査」(令和5年度)より作成

つわり時期の歯磨き方法とセルフケア
つわりがひどいとき、歯磨きが辛いと感じる方は多いです。
しかし、口腔内の清潔を保つことは、妊娠中の健康管理において非常に重要です。つわりがひどくてなかなか歯が磨けないようなときは、無理に磨く必要はありません。体調に応じて無理なく歯みがきをしてください。
歯ブラシを入れるという行為自体がしんどいときは、子供用のヘッドの小さな歯ブラシに替えてみるのも効果的です。
水分補給をまめに行い、お口の乾燥を予防することも大切です。妊娠すると、ホルモンバランスの変化により唾液の分泌量が減ってきます。唾液には、お口の中の細菌を減らす抗菌作用や汚れを洗い流す洗浄作用、初期虫歯を治す再石灰化作用などがあります。
唾液の分泌量が減少しお口の中が乾燥すると、こうした唾液の作用が発揮できなくなり、お口の中に歯周病菌が繁殖する温床を生み出してしまいます。
日常の歯みがきで取りきれないプラークや歯石は、歯科医院で専用の器械を使って、きれいに取り除いてもらいましょう。受診の時は、母子手帳を忘れないで持って行ってください。

赤坂ひろデンタルのマタニティ予防歯科
赤坂ひろデンタルは、東京メトロ千代田線「赤坂駅」2番出口から徒歩30秒という好立地にあります。
東京メトロ銀座線「赤坂見附駅」や東京メトロ銀座線・南北線「溜池山王駅」からも徒歩6分という好アクセスで、妊娠中の方でも通いやすい環境です。
院長の西原宗信医師は、ドイツインプラント学会認定のインプラント専門医の資格を持ち、ドイツで噛み合わせを中心に研鑽を積んだ経験を活かし、見た目だけでなく機能面も考慮した総合的な治療を提供しています。
当院では「痛くない・抜かない・削らない治療」を掲げており、麻酔を工夫して痛みの少ない治療を提供し、可能な限り自分の歯を残す方針で治療に当たっています。妊娠中の方にも安心して受診していただけるよう、個室診療室を完備し、リラックスして治療を受けていただける環境を整えています。
予約枠に余裕を持たせることで患者を待たせない配慮をしており、忙しい方のために30分以内の治療や、時間をかけてまとめて治療を行う短期集中治療にも対応しています。
保険診療でもキャッシュレス・クレジットカード支払いに対応しており、デンタルローン、各種クレジットカード、デビットカード、そして様々なキャッシュレス決済に対応しています。
まとめ|母子の健康を守るために今すぐ歯科検診を
妊娠中の歯科検診は、母体だけでなく、これから産まれてくる赤ちゃんの健康にも直結します。
歯周病リスクが7倍に高まる妊娠期だからこそ、安定期に入ったら早めに歯科検診を受けることが重要です。つわり時期の歯磨き方法を工夫し、日常的なセルフケアと専門的なクリーニングを組み合わせることで、妊娠性歯肉炎を予防できます。
赤坂ひろデンタルでは、妊婦さん専用の口腔ケアプログラムを提供し、安心して出産を迎えられるようサポートしています。赤坂駅から徒歩30秒という好立地で、個室診療室も完備しているため、リラックスして治療を受けていただけます。
妊娠が発覚した、あるいは妊活を行なっている女性は、ぜひ歯周病の検査を行うことをおすすめ致します。
詳しくは、赤坂ひろデンタルの公式サイトをご覧いただくか、お気軽にお問い合わせください。母子ともに健康な出産を迎えるために、今すぐ歯科検診の予約をしましょう。

著者情報
赤坂ひろデンタルクリニック 院長 西原 宗信(にしはら ひろのぶ)
資格
- 日本歯科医師免許
- ドイツ歯科医師免許
- ドイツインプラント学会「認定インプラント専門医」
研究論文
- ジルコニアインプラント 基礎研究:システマティックレビュー
著書
- 「ITI トリートメントガイド」(翻訳)
経歴
-
- 2013年3月 九州大学 歯学部 卒業
- 2013年4月~2014年3月 九州大学病院 口腔総合診療科にて研修
- 2014年9月~2017年12月 独Freiburg大学 補綴・インプラント科 所属
- 2018年1月~2018年12月 医療法人祐歯会をはじめ、非常勤として複数医院
にて勤務
- 2019年1月~2022年4月 医療法人社団さくら会 MMデンタルクリニック 勤務
- 2022年6月 赤坂ひろデンタル smile design & works 開院
役職
- ITI エデュケーション委員
- ITI SC MM director